ゲストハウスに泊まっていた私がホテルに泊まって感じたこと

旅をするときはいつもゲストハウスに泊まっていた。しかし日程の関係上近くにゲストハウスがない場所で夜を明かすことになり,ホテルに泊まった。しかもそれは,前泊のゲストハウスを発った日なのだ。

旅行の詳細を述べた記事をさきに投稿する予定だったが,早く書き上がったのでこちらをさきに投稿する。
この記事では,ゲストハウスとホテルを泊まり比べて感じた違いを述べたい。

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料金

ホテルとゲストハウスを比べたとき,まず目につく違いは,その宿泊料金だろう。私の場合だと,ホテルの宿泊料金はゲストハウスの倍である。

もちろん,優雅な旅をしたいからホテルに泊まるとか,安く済ませたいからゲストハウスに泊まるという人もいる。しかし,料金だけを見て両者の趣旨を考えないと,旅がうまくいかない可能性が高い。

プライバシー

これは私の考えだが,ホテルとゲストハウスの料金の差は,「プライバシー代」なのだと思う。

ホテルの部屋に入ってまず感じたのは,プライバシーが堅く守られている,ということである。ホテルの場合,滞在時間のほとんどをーー睡眠を除いてもーー鍵のかかった個室で過ごす。個室にはお茶もあれば,コンセントやテレビ,そしてトイレやシャワーまで完備されているのだ。

一方ゲストハウスでは,個人に貸し切られた空間は原則としてベッドの上のみである。小説やブログを書いたり,コーヒーを飲んだりするのは共用スペースで行う。もちろん,トイレやシャワーもすべて共用だ。

プライバシーの弊害

ホテルとゲストハウスのどちらが快適なのかということは,個人の価値観や旅の目的による。
とくに観光や交友を目的とした旅に於いては「プライバシーが守られすぎることによる弊害」も考えなければならない。すなわち,「孤独」である。

いまでは遠い昔の話になるーーなつかしきあの2019年のことだった。当時私はまだ中学校3年生で,仕事上の用件よって旅行する母親に伴って遠いところまで行ったのだ。私にとっては観光旅行のようなものだった。
母親が仕事をしているあいだ,私はホテルにいた。かばんには高校受験用の参考書を詰めていたが,それらはほとんど取り出されることはなかった。代わりに,私は当時最新だったスマートフォンで娯楽動画を見ていた。
母親が帰ってくるまでの4時間か6時間のうち,私の瞳は数回しか参考書に向けられなかった。いま思えばもったいないことをしたものである。旅のあいだは勉強などまったくしなかったし,かといって旅の楽しみを味わったわけでもなかったーー翌年は旅行などできなくなるというのに!

ゲストハウスなら,オーナーやほかの宿泊客の目もあるだろう。ゲストハウスにもよるが,無線LANがそこまで快適でないことも多い。
そして,勉強に集中できなくなったとしても,カフェやコワーキングスペースに行くことはホテルと比べて容易だ。

プライバシーの必要性

そうといっても,やはり旅行中にプライバシーを必要とすることはあるだろう。たとえば顧客情報や企業秘密と行ったものをかかえて旅をする場合だ。そのほかには,有名人などが私的に旅行する場合もしかりである。

プライバシーには,他者から干渉されないという意味もある。自制心さえあれば,ホテルのほうが執筆や勉強には向いているのかもしれない。いずれにせよ,料金だけではなく,価値観や旅行の目的によって選ぶべきだろう。