お金を引き出したら17歳にして債務をかかえた話

私はコンビニのATMに行き,口座の残高を確認した。カードを入れて暗証番号を入力する。次に目の前に示された数字は,想定の範囲を超えていたーー

791円

七百円程度しかない。ん? マイナス? ーー担保定額貯金の自動貸付だった。

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自動貸付とは

ゆうちょ銀行の総合口座には,自動貸付という機能がある。ゆうちょ銀行のウェブサイトにて説明があるので,ご参照いただきたい。

私の通帳に書かれている「総合口座のご利用にあたってのご注意」には,下記の記載がある;

担保定額貯金または担保定期貯金については、通常貯金の現在高を超える払戻しをされた場合、この定額貯金・定期貯金を担保として自動貸付けを行います。

「総合口座のご利用にあたってのご注意」 ゆうちょ銀行

そういえば,この「総合口座」という名前も,「普通貯金と担保定額・定期貯金を『総合』して扱う」という意味なのかもしれない。
他の銀行だと普通預金とか普通口座とかいうのに,ゆうちょだと「総合」なのか。はじめて自分の口座を手にした12歳の私は,そう疑問をいだいたものだった。

なぜ高校生でも借りられたのか?

これはゆうちょ銀行の公式の見解ではないが,おそらく定額貯金を担保にしているからだろう。通帳に書いてある注意事項によれば,担保貯金の9割にあたる額までしか貸してもらえないとのこと。そして期日までに返さなければ,定期貯金ないし定額貯金を解約して返済に充てるという。

「最悪,返せなくても定期貯金から持って行かれる」ということなのだろうが,債務を負っているのは気持ちのよいものではない。別の口座には十分な残高があったので,私はそこから引き出して自動貸付金を返した。