Neo Smartpen ―書いたものを電子化する

西洋紀元2021年 05月29日 土曜日

ブログの説明欄に “文房具好き” と書いておきながら,近日は文房具関係の記事をあまり書いていなかった。なので今回は,文房具について書く。

“Neo Smartpen” とは,スマートペンと呼ばれる文房具の一である。筆跡が画像もしくはPDF化されるのだ。文字認識によるテキスト化機能も搭載されている。

この製品は,大韓民国に本社を置く企業 “NeoLAB Convergence Inc.” によって開発されている。

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仕組み

ペン先にはセンサーが搭載されており,専用の筆記用紙に印刷された微細なコードを読み取っている。そして,どの紙のどの部分なのかが認識される。そして筆圧を感知し,筆記しているか否かを判断する。

ただし,同じ種類の筆記用紙なら,同じコードが印刷されている。 すなわち,”ノート1″ という商品を2冊買ったら,どちらもコードは同じなのだ。

機能

色,太さ変更

スマートフォンを操作することによって,色や太さを変更できる。ただし,変わるのは画面上に表示されるものであり,ペン先から出るインクの色などが変わるわけではない。
電子データで見返すことが多いなら(そのためにスマートペンが開発されたのだろうが),色分けしたノートを見ることができるので便利である。紙版は単色なのに電子版はカラフル,とうのは多少違和感があるが。

文字認識

また,筆記した文字を認識する機能も搭載されている。ただし,日本語は文字体系が複雑であるので,丁寧に書かないと認識されない。

だが,悪筆な私の字でもある程度認識できるので感嘆せざるを得ない。私の字が機械に認識されるにはドラえもんの登場を待つ必要があると思っていたのだが,まさか21世紀のうちに実現するとは!

アプリ

この製品を使用するにはは,スマートフォンにBluetoothで接続し, “Neo Studio” というアプリで連携しなくてはならない。

旧アプリの存在には留意すべきだろう。”Neo Notes” というアプリも存在するが (”スマートペン” という語にはStudioよりNotesのほうがしっくりといくのだが),これは旧アプリで,新しい製品には対応していない。新アプリは “Neo Studio” である。

わざわざ新アプリを作らず,”Neo Notes” のアップデートを作ればいいのでは,と思ってしまうが,開発元にも商務あるいは技術上の理由などがあるのだろう。

デメリット

同期・バックアップできない(現在開発中)

この製品およびアプリでは,スマートペン筆記による追記や編集が可能な形式で同期,バックアップ,エクスポートすることはできない。

アプリ内の公式発表によると,同期機能が開発中らしい。

USB接続で転送できない

加えて,USB接続による転送機能は搭載されていない。すなわち “Neo Studio” が搭載されたスマートフォンを使わなければ,データを保存できない。

アプリが不安定

専用アプリの動作が安定しておらず,機種や状況によっては頻繁に動作を停止したり,強制終了する。

オープンソースでない

“Neo Smartpen” や各種アプリ,紙に印刷された符号 “Neo Code” の権利は,”NeoLAB Convergence Inc.” に帰属している。そして,オープンソース形式で公開されているものではない。

これをオープンソースで公開すれば,容易にバグを修正できたり,安定性や利便性が増進すると思う。