“1984年” ―歴史に残る名作

西洋紀元2021年 04月15日 木曜日

“1984年” は英領インドの作家ジョージ・オーウェル氏が著したディストピア小説であり,世界中で高く評価されている。

あらすじは下記のとおりである;

(執筆当時からみて)近未来,世界は監視社会となっていた。記録を改ざんする部署 “記録局” に務めるウィストン・スミスは,体制への疑問を抱いていた。ある異性との出会いが,それを決定的なものにする―


私は中学生のときにこの小説にはじめて触れ,愛読するようになった。中学校3年生のとき,勉強に集中できなくなったらベッドに横たわり読んでいたことを記憶している。

私は “1984年” に魅了され,これを友人や家族にもすすめていた。


私がこの小説に魅了された理由はいくつかあげられる;

  1. “インク鉛筆” や ”口述筆機” など新種の文房具が登場する。
  2. ”ニュースピーク” という独自の言語が面白い。
  3. ”ビッグブラザー” や思考警察,変な名を持つ省などが,奇妙なほどなじみがある。

この小説は複数の日本語訳が存在する。私が初めて読んだのは,高橋和久氏訳のハヤカワapi文庫である。Haruka Tsubota氏によって訳され,オープンシェルフパブリッシングが出版している,電子書籍のみの翻訳も読んだ。

同じ小説を訳したのだから,おおまかな内容には差異がない。しかしながら,細かい表現は異なる。そのほかの翻訳と読み比べてみたい。